アイアン調整の相談にいらっしゃったお客様。
クラブは有名プロのパーソナルアイアンセットでした。
お話を伺うと、
「半年前にカスタム注文(シャフト:プロジェクトX)で購入したが、当初はプッシュアウトのような症状がよく出ていた。
今までのクラブは、シャフトがプロジェクトXでバランスD3.0。
カスタム注文時にバランス指定を忘れてしまい、今は鉛をホーゼル部分に貼ってD3.0に合わせている。
一度シャフトを抜いて、D3.0合わせで組みなおして欲しい」
という相談でした。
新クラブのバランスをD3.0にして良くなったかをお聞きすると、「打感は初めから今一つ、プッシュアウト症状は減ったが安心して打てない、練習場やプライベートラウンドでは使うが、試合では前使用クラブを今も使っている。」とのことでした。
半年使って信頼できないクラブ、、ホーゼルに貼ってある鉛の重さ(1.5g前後)をシャフトチップ内のウェイト調整でバランスを合わせたとしても現状とあまり変わらないと思われ、一度ミスショットが出ると使えないクラブになる可能性が大きい、、このクラブに数万円をかける価値があるか、、等々話し、今回は見送ることになりました。
ちなみに鉛を剥がした状態の簡単なスペックは以下の通りです。
| |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
P |
| バランス |
D2.5 |
D2.3 |
D2.3 |
D2.3 |
D2.5 |
D2.3 |
D3.2 |
| 長さ(60度測定) |
384.5⁄8 |
381⁄8 |
375⁄8 |
371⁄8 |
365⁄8 |
361⁄8 |
356.5⁄8 |
(グリップ:ゴルフプライド・360グレー)
話の途中で一度、作業を受けることになりかけたことがありました。
そこで、ソケットサイズ確認のためにホーゼル外径を調べると、7番以外は直径13.5㎜±でしたが、7番だけは14㎜弱と太さに違いがあります。
後で調べると、このアイアンはプロの意向で7番・8番のトップラインが薄いとあります。
まさか、トップラインが薄くなった分重量合わせでホーゼル径が太くなった?
しかし、設計段階でトップラインが薄いことを加味しているはず。
また、8番はそんなに太くありません。
ホーゼルとソケットの接触部分を見ると、ソケットがホーゼルから少しはみ出ているもの、少しへこんでいるものがありますが、それぞれのその差は前後左右均等なので、シャフトは真ん中に入っているようです。
カスタム対応クラブの標準グリップはMCC、バランスは4~9番がD3.0、PがD4.0となっていました。
お客様が帰る間際、ウェッジ3本もD3合わせで注文した(別時期)ので調べて欲しいということで調べると、2本がD5+、1本がD3+。普通の市販品と同じようなバランスです。
(デジタルとアナログ2種類の計測器で確認)
お客様はD3と信じ、使っていて問題なかったと話していました。
この後が少し心配です。
少しショックのようでしたが、知らないでいる方が良いこともありです。 |