PART-2
ピン・シャフトの中に見えるのがベアリング。 | 接着不良・シャフト先端のメッキを剥がしてない |
有名メーカーの有名ウェッジに使用されていたシャフトです。 先端に0.25インチの長さのプラスチックが入っています。 クラブ長を35.25インチにするためでしょうが、大量生産の 効率を考えた結果、こうなったのでしょうか?。 |
34インチ2ボールパターを40インチに伸ばしたもの。 本来は中尺用のシャフトとグリップを使うのですが、今回は普通にシャフトを伸ばし普通の極太グリップ(M-60・75g)を2本つなげて装着。(中尺用グリップのシャフト穴が大きいため使用できない。シャフトが多少シナル感じがしてもよく、公式競技では使わないということで製作。) 上=普通のパターグリップ 中=2本つなげたグリップ 下=中尺用グリップ |
パーシモンドライバーに付いているスチールシャフト。赤枠内が細くなっています。 |
ホーゼル内径とシャフトチップ径が合っていなくて、スペーサー等を使用していないクラブ。 シャフトが斜めに入り、ソケットの大きさも合っていません。 |
シャフト折れできたアイアン。重さを量るためにグリップを取るとシャフトが伸ばされていました。 お客様に聞くと、グリップ交換もしたことがないとのこと。他のシャフトはどうなっているのでしょうか? 後日、グリップ交換でもう一本持ってこられたのですが、グリップを取ると同じように伸ばされていました。 |
1Wのシャフトを1.5インチカットし、バランスを元と同じにしたというクラブですが、 | |||||
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お客様の要望でやったのでしょうが、これはちょっと無茶。チューンアップがチューンダウンになってしまいます。他の方法を考えるか、この方法だとここまでと説明し、改悪にならないようにするべきではないでしょうか。 |
他店シャフト交換後、グリップ交換にきたクラブ(アイアンセット)。シャフトを切った跡を見ると・・・。 | |||||
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少なくとも2人以上で作業したようですが・・・・・。 |
バランスが狂っていたアイアンセット。大きく狂っていた2本は長さも8分の1インチ長くなっていました。抜いてみると、グリップが奥まできちんと入っていないことが原因でした。 |
グリップを太くするため?剥がし忘れ?。両面テープの外紙が剥がされていませんでした。(3番アイアンだけのグリップ交換だったので、他のクラブのテープがどうなっていたかは不明。) |
ライ角調整にきた有名売れ筋クラブですが・・・。 残念ながらステンレス鋳造でした。一応調べてみると大きな問題がありました。 |
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赤字が問題の数字ですが、振動数も9番が少なすぎます。 このお客様は1Wも同じモデルだったのですが、これも振動数が変でした。硬度はSなのですが238cpm、今までこれと同じクラブ(S)を何本か調べていますが、246cpm.245cpmでした。表示Sでも実質R? |
クラブを買い替えた後、どうも何本かタイミングが合わないので買った店に相談すると「まだ慣れていないからでしょう」と言われたが、どうもおかしいと言うことで当店に持ってこられました。 データを取ってみると、シャフト2本が軟らかくなっていました。色んなデータを取り、そのデータを持って再度買った店に行ってもらうと、組み上げた工場に送って調べるということになりました。 結果は、シャフト硬度が合っていない(揃っていない)ことを認め、返金ではなく新しいクラブとの交換ということになりました。 |
ボールを右足前に置いてパッティングするお客様。 以前は2Iですることもあったようですが、コースによっては使えないこともありパターを無理矢理改造。 ネックを曲げ、ハンドファーストに構えてもロフト角が4度になるようにし、グリップは極太のビクトリーラバー。ただ、打った後でヘッドがグリーンに当たってしまうのでは・・・。 |
アイアンセットのグリップを抜いたときの写真です。 チップ側ではありません。 なぜグリップ側のメッキが削られているのか???です。 |
グリップを抜いたときの写真です。 左側は切った後が山型に残っている上、外側が削れて鋭利になっています。 右側も外側の一部が削れています。 |
下にも書いてあるのですが、ある中古ショップでシャフト交換したクラブ。 スチールシャフト(ライフル)が付いた5Wで、軽量スチールにしたいとのことでシャフトを抜いてみると・・・。 先端のメッキがきちんと取ってありません。ヤスリで荒らしてはあるのですが、メッキはほとんど取れていませんでした。 また、ホーゼル内径9.0mmでシャフト径8.5mmですから、通常はセルカンやスリープソケットを使うのですが、細いプラスチックを挟んであるだけでした。 |
グリップ交換にきたお客様のグリップをはずすと、グリップエンドに1インチのシャフトが!!! シャフトの中に見えるレンガっぽい色は「木」です。 厚さは1mm弱ですが均一ではなく、一部分シャフトが見えています。 想像ですが、 シャフトを伸ばすとき中に木の棒を入れ、接着した後で中の木をくり抜いたのだと思います。 理由は解りませんが、くり抜かなかった方が良かったのでは? |
重量不足のヘッド?
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シャフトの中で何か動くというので取り出した物。 ちょっと見づらいですが、よく使われている銅棒です。 ペンチではさんだ丸棒の一部分が光っていますが、そこだけが右の丸いのとつながっていた部分。 |
ある中古ショップでシャフト交換したというB社のドライバー。 スルーボアなのですが、ソールからシャフトが1mm位出ている上、ソケットも浮いていました。 お客様がいましたので写真は撮れませんでしたが、これでお金取っていいの?という感じでした。 このクラブの標準シャフトはチップ径が9mmですから、8.5mmのシャフトを使う場合、スリープソケットやスペーサーセルを使ってライ角やフェース角が狂わないようにするのですが、そういったものは使ってありませんでした。 また、シャフトはホーゼルに入る長さに合わせて塗装をとってあるのではなく、先端1.25インチしか取ってありません。(このシャフトは初めから先端の塗装がされていないタイプなので、そのまま使用したようです。ま、強度的には大丈夫でしょうが。) せめてソールから出た部分は削るとか、できればやり直しするべきだと思います。 |
M社のアイアンヘッドのトップラインですが、厚さがあまりにも違います。気にならない人もいるのでしょうが、私はダメです。 |
M社の人気ドライバーで、「シャフト内で異音がする・物が動いている」ということで取り出してみると、一見プラスチックに見える黒い接着剤の固まり。同じ現象の人が3人いらっしゃいました。 シャフトを抜いてみると、先端の穴に接着剤が詰まっている場合が多いです。 最近見た物の中では、普通の白っぽい接着剤で長さが8cm位が最長。 ちょっと使い過ぎでは? |
久しぶりの変わった形のパター。 |
以前(下の項目)にも書いたのですが、今回はドライバーのチップ(先端)径。 右側のヘッドのホーゼル径(シャフトの入る太さ)は10.0mm。 通常(左側)の径は8.5mm。 使用されていたシャフトは、先端9.0mm。 |
メーカー品でも多くのクラブに鉛や銅棒などが使われています。 一般的に使われているのは横からT字に見える物で、シャフト先端に差し込まれているのですが、今回使われていたのは鉛の玉でした。鉛球が動かないようにシャフト内には接着剤がたっぷり。いいのかな〜。 上:2gの鉛球 下:1g 〃 尚、このクラブはチップ径9.0mmのシャフトが使われているのですが、差し込まれる長さは1+8分の1インチと短めでした。 |
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参考 今までに取り出した重りの一部(色々な形があります) |
最近のクラブにはシャフトチップ径(先端径)の太い物があり、当然ホーゼルの穴もシャフトに合わせて大きくなっています。 このようなヘッドにメーカー標準で通常の太さのシャフト(tip径8.5mm)が装着されている場合、専用のスペーサー・セルが使われています。 シャフト交換時は、このスペーサー・セルを一度取り出し、再度接着することをお勧めします。 シャフトを抜く時の熱で接着剤の効力が失われていると思います。!!!
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シャフト折れのアイアンが、修理にきました。 H社のCL−505・5番、ハガネシャフト(スチール)、硬度R−1です。 通常使われている(市販されている)メーカーのスチールシャフトなら、表示と番手で交換シャフトはすぐに決められるのですが、今回はオリジナルのハガネシャフト。 ハガネシャフトがどんな物か知るために、重さを測り、折れた部分に長さ1.5cm位の細く削ったカーボンシャフトを入れて接着。 ヘッドを付けてデータを取りました。データは以下の通り。 ・ヘッド重量=257.2g ・シャフト重量=119.0g ・シャフト長=36.0インチ ・第1ステップまでの長さ=12.25インチ ・クラブ長=37.5インチ ・バランス=D1.0 ・振動数=320cpm ステップの間隔を見るとダイナミックゴールドと同じ様なので、合わせてみるとR400の36.5インチ(121.6g)と同じ。 (第1ステップまでの長さ、それ以降のステップの間隔が全て一緒) 組み上げたクラブのデータは以下の通り。 ・シャフト重量=119.8g ・バランス=D1.1 ・振動数=321cpm (数字上はオリジナルとほとんど同じですが、打った感じは微妙に違うかも知れません。 ちなみに、H社に修理を頼むと¥16.000だったのですが、今はハガネシャフトの在庫がないためダイナミックゴールドで対応しているとのこと。) 上:ハガネシャフト、 下:ダイナミックゴールド |
最近、アイアンのスチールシャフト交換が4件ありました。そこで、ちょっとしたことを発見。 M社のS−200シャフトは、シャフト表示38.0インチが3番のヘッドに装着され、0.5インチ刻みで短くなっていました。(2モデル共) D社のS−400とS社のX−100は、シャフト表示38.5インチが3番のヘッドに付いていました。 調べてみると、何年か前にトゥルーテンパーの輸入代理店からもらった資料では、38.0表示を3番のヘッドに入れるようになっています。 しかし、最近のパンフレットでは38.5表示を3番のヘッドと合わせるような記述です。 つまり、同じシャフト硬度の表示でも、装着の仕方によって硬さが違っているわけです。
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