PART-1
ホーゼルの型が丸ではなく平べったくなっています。折れそうでちょっと不安? | ||
アイアンのシャフト交換です。 シャフトがちょっと特殊でチップ径が10mmあり、ホーゼルに入っている長さが1インチ強でした。 一番驚いたのはヘッド重量で、こんなにバラバラでいいの?という感じでした。 ちなみに、#5=250.6g、#6=261.0g、#7=269.4gで、写真のように#5・#6には2gの銅棒が入っていました。 |
シャフトが抜けてきたというアイアン(3本)ですが、シャフトがちょっと特殊でした。 写真で斜めに何本も細い線が見えますが、これは細い糸状の物で先端まで巻かれています。 つまりカーボンの上に細い糸を巻き付け(接着し)、その上にクリア塗装をしさらに色づけされています。 普通、シャフトを接着するときは塗装をとってカーボンをむき出しにするのですが、このシャフトではそれができません。 見栄えはよいのですが接着強度は???。 |
シャフトを伸ばすために市販のインチアップ用プラスチック(写真の黒い部分)を使ってありましたが、両面テープを巻いて入れてあるだけでした。 伸ばしてある部分が2インチあり、これではスイングした時に、左手部分が動いていたのではないでしょうか? きちっと接着しましょう。 |
写真はありませんが、笑うに笑えない話し。 ユーティリティ(たらこ型)クラブのシャフトを交換しようとしたが、うまく接着できないと持ってきました。 ドライバー用シャフトの先を切って長さを合わせたようですが、太さが合いません。 強度的にも問題!(ホーゼル穴が9.0mmでちょっと特殊) 接着方法も、シャフトの接着部分の塗装をとってない上、普通の接着剤(文房具屋で買った物)を使っていました。 また、ホーゼルの中もきれいになっておらず、前の接着剤が残ったままでした。 初めてやったようですが、ちょっとひどいです。 このお客さんの場合、事故が起きてからでは遅いので、むしろ接着できなくてよかったと思います。 このページを見ている人の中にはいないと思いますが、自分で修理・調整をされる場合は作業内容・行程をよく理解して行って下さい。分からないところや不安な部分があったら近くのショップに聞くなり頼むようにして とにかく安全を心がけましょう。・・・作業の安全とクラブの安全性・・・ |
グリップ交換をした時のこと。 グリップと下巻きテープを取ると、グリップの長さの所にカッターの切り傷がありました。(シャフト一周) 以前、友人にグリップ交換をしてもらったとのことでしたが、その時に付いたようです。 グリップ先端まできちんと下巻きテープが付いていたところを見ると、グリップより少し長めに下巻きテープを巻いてグリップを入れ、その後グリップ先端に合わせてカッターで余分な下巻きテープを切り取ったと思われます。 グリップ先端まで下巻きテープを巻きたい気持ちも分からなくは無いですが、シャフトに傷を付けては何にもなりません。 くれぐれもシャフトには傷を付けないようにしましょう。 |
特別???というわけではないですが、参考までに。 一般的なパターのライ角は72度前後ですが、このお客さんはボールに近づき吊り気味に構えるため、 普通のライ角だとトゥ(パターの先)が突っかかったり芯で打てません。 今回はシャフトが入る穴を少し広げ、ライ角80度にしました。 |
マレット型のパターに付いていたカーボンシャフト。 特に力を加えたということではなかったようですが、きれいに斜めに折れています。 カーボンシャフトは大きな力を加えたつもりがなくても折れてしまうことがあります。 注意してください。 |
1 | シャフト折れ修理のカーボンシャフト付きアイアン。 写真では見づらいですが、中に段差がありシャフトが1インチしか入っていませんでした。 穴自体は1+4分の1インチあるので、深さを合わせてシャフト装着。 |
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2 | 上の写真とは別ですが、これもシャフト折れ修理にきた物。 シャフト径(直径)・9.1mm、ホーゼル穴径・9.2mm。 ホーゼル内に入るシャフト長・4分の3インチでした。 ホーゼルの穴自体は1+2分の1インチありましたので、新しいシャフト径に合わせ(一般的な径)9.4mmの広さで、深さ1+4分の1インチまで広げる。 |
シャフト交換にきたパター。 シャフトを抜くと、ホーゼルの中に小さなゴムが入っていました。 型は先端がV型になっていてホーゼルの底に合っていましたが、意味は???・・・。 |
シャフト交換の際、シャフト先端に詰まっていた接着剤が割れて中に入り、コロコロと音がしました。 接着剤を出そうとしたところシャフトの中から一緒に出てきた物体・・・! ストローのような物にスポンジを巻いた物。 これ、センシコア? そういえばゴルフフェアで見たような気が・・・。 |
ドライバーのグリップですが、捻れて入っています。 赤線部分が、グリップ横の継ぎ目。 |
一度シャフト交換をしたというテーラーメイドのドライバー。抜いてみると、なんと2重に! BのシャフトにCが差し込んである。 Aが継ぎ目。(段差) B=8.0mm C=8.6mm たぶん、Bがパーシモン用のシャフトで径が細いため、古いシャフトの先端を切って(C)太さを合わせたと思われます。 しかし、Cの長さは1インチしかなく、ホーゼルの奥まで入っていなかった。(ホーゼル内の長さ=1+8分の3.5インチ) また、Aの所でシャフトが少し曲がっている。 |
シャフト交換にきたT社のアイアン。 シャフトを抜いてみると全てに鉛(3.2g)が入っていたのですが、問題はホーゼルに入っている部分が1インチしかないこと。 ちょっと短いと思うのですが・・・。 カーボンシャフトなのですがチップ径を測ると9.0mm。珍しい! (普通は9.4mm) |
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カーボンシャフトからライフルシャフト(FCM6.5)に交換 <参考値>
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シャフト交換にきたアイアンセットですが、1本だけシャフトのチップ径(ホーゼルに入る部分)の細い物がありました。 3本がオリジナルシャフトと違っていましたが、米軍基地内で交換したということでした。 しかし、これはどう見てもウッド用のシャフトです。ソケットとホーゼルの太さも合っていませんでしたが、ソケットをはずしてみると、ホーゼルの真ん中にシャフトが入っていなくフロント側に片寄って入っていました。 一般的に、ウッドのシャフトチップ径は8.5mmでアイアン用は9.0mm(テーパーチップ・スチールシャフトに多い)と9.4mm(パラレルチップ・一部スチールシャフトとカーボンシャフトに多い)があります。 |
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←参考写真 (このアイアンのオリジナルシャフト) スルーボアのためホーゼルに入っている部分が長く(2+8分の1インチ)、シャフト先端に入っているゴムも長いです。 |
J'sワールドステージチタン(ヒビ赤線部分) 沖縄のトップアマで大京オープンや日本アマにも出場するお客さんですが、ヘッドにヒビが入ったのはこれで3個目。 以前はスコアラインに沿ってヒビが入ったのですが(ダンロッププロチタン、J'sワールドステージメタル)、今度のはフェースとクラウン部分を溶接しているところ。 確かにヘッドスピードは速いし飛距離も出るのですが・・・。 |
以前私が使っていたクラブのグリップを交換し、そのまま棚に置いていたのですが、約1年後にグリップを見るとバックラインに沿ってヒビが入っていました。 一度も使わなくてもグリップは劣化していくんですね。 |
グリップ交換にきたクラブですが、グリップを入れる部分にステップ(段差)がなく40cm位太いままでした。 上がそのシャフトで、下はダイナミックゴールドのシャフトです。 |
6番アイアンのシャフトが折れた(カーボン)ということで修理にきたクラブ。 重さや硬さを決めるために前後の番手を調べてみると、5番・380.2g, C7.0, 331cpm、7番・393.6g, C6.9, 320cpm、何度調べても振動数が変です。 お客さんはSシャフトのはずということで5番に合わせてシャフトを決めましたが、改めて全番手を調べると以下のような結果が出ました。(シャフト硬度の表示無し)
この数字をみると6番は不明ですが、3〜5番がSシャフトで7〜SWがRシャフトの様な感じです。 クラブはディスカウントショップで買ったとのことですが、シャフトは一応日本のメーカーの名前が入っていました。流通過程の中でRとSが混ざってしまった?ようです。 |
メーカーやモデルによって設定ライ角はそれぞれ違いますが、ライ角を気にしている人は多いと思います。 本間のアイアンを持ってきた人は、一度ライ角調整をした(フラットにした)とのことでした。調べてみると確かにフラットにはなっていましたが、角度にバラツキがあり、しかも超フラット。 本間は比較的アップライトになっているクラブが多いと思い、メーカーに確認したところ、「ここまで曲げるか?」という数字でした。製品のバラツキを考えても、ちょっとひどい数字でした。
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練習場でのことでしたから写真が無いのが残念ですが、チタンフェースアイアンのホーゼルの付け根が捻れたのか、フェースが飛び出したようになっていました。 使用している人の話だと、そんなに強くダフッたりした覚えがないということでしたが、同じ様なクラブを使っている人は、注意した方がよさそうです。 |
両面テープの巻き方は、螺旋巻きと縦巻きがあります。 あるパターのグリップをはずした時の状態です。 |
レディース用クラブのグリップをはずした時の事。 4番から7番までの両面テープは1巻きでしたが、8番からSWまでは2巻きでした。 シャフトのバット径(グリップが入る部分の太さ)を調べると、#4〜#6が0.57インチ、#7〜#SWが0.56インチでした。太さを揃えるためにしたようです。 グリップ交換前と後
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シャフトのホーゼルに入る部分は接着力を高めるために塗装をはがす(シャフトメーカーによっては最初から塗装をしてない)のですが、あるモデルは塗装をはがしてありません。 ハードヒッターが多く使っていますが、よほど接着力に自信があるのでしょうか? |
ヘッドをはずそうとヒートガンでネック部分を暖めていると、ヘッドが1メートルほど飛びました。 たぶん、シャフトとヘッドを接着する時にホーゼルの中の空気が抜けていなかったのでしょう。 御自分でもなさる方は、注意して下さい。 |
シャフトを抜いてみると、先端にコルクが付いていました。 普通、ホーゼルの底は何らかの形で蓋をしてありますが、コルクとは驚きでした。ましてシャフトと一緒に抜けてくるとは。 |
アイアンの振動数はロングアイアンからショートアイアンにかけて数値が多くなっていくのが普通です。 しかし、中には?な物もあります。
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グリップ交換に来た人のクラブを見ると、8本で7種類(?)のシャフトが付いている。 聞いてみると「シャフトが折れる度に1本づつ交換したが、店は決まっていない」とのこと。いくら何でもひどいので、全部シャフト交換することになりましたが、データを取ってみると、「これでは揃えきれない」というものでした。 ●店に来たときの状態(4番無し)
●ヘッド重量
●シャフト交換後(シャフトはダイナライトゴールド、R300)
また、ヘッドのホーゼル穴を見ると何本かドリルで削ったらしく、大きくなっているものがありました。(当初付いていたシャフトも、パラレルチップ=[先が平行になっている]と、テーパーチップ=[先が細くなっている]の2種類が混ざっていました。 |