ゴルフクラブに関する話・他 / 2019 Part 3
テーラーメイドが新しいツアーバンのお披露目会を開き、同時にタイガーへクラブに関するインタビューも行われました。 インタビュー内容は PGA TOUR com:Andrew Tursky Equipment Q&A with Tiger Woods: His testing process, switching from Nike to TaylorMade and much more と GOLF com:Jonathan Wall Tiger Woods discusses TaylorMade club transition, P7TW irons, how he tests clubs にありますが、内容はほぼ同じものです。 Jonathan Wall の次の日の記事に興味深い事が書かれています。 Tiger Woods made a secret equipment change that nobody noticed タイガーのドライバーとフェアウェイウッドシャフトがプレーヤーズ選手権の時から軽くなったというものです。 前にタイガーの調子が今一つの時はグラファイトデザイン DI-6 や Matrix の60グラム台を使った時もありました。 が、今回の軽量化はヘッドスピードが昨年より落ちた為と書かれています。 (タイガー、2018年のヘッドスピード53.75m/s → 2019年 52.93m/s) 単純に年齢によりヘッドスピードが落ちただけであればまだ良いのですが、最近は首痛で試合をキャンセルした事もあるので、体に負担の少ない軽いシャフトを選んだ可能性もありかと思います。 (今まではドライバーシャフト 73g、フェアウェイウッドシャフト 83g が、ドライバー 64g、フェアウェイウッド 73g に変更) 画像で確認するのはなかなか難しいですが、下画像(FW)のシャフトを拡大すると7と書いてあるように見えます。
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キャロウェイ契約選手の多くがドライバーをエピック・フラッシュに移行していますが、Tポイント × ENEOS ゴルフトーナメントで優勝した上田桃子は今だエピック・スターを使っています。 また、フェアウェイウッドも古いX-HOT PROです。 パターヘッド(オデッセイ ホワイト・ライズ iX #1SH)は変わりませんが、シャフトをオデッセイの「ストローク ラボ」(ヘッド側がスチールでグリップ側がカーボンの複合シャフト)に変更。
※トーナメント会場ではプロカメラマンが多くの写真を撮っていると思います。 その中からウェブサイトにアップされるのは一部(成績上位・知名度がある・ベストショット・アクシデントなど)ではないでしょうか。 先週のトーナメントでは若い選手がうまく自己アピールをしています→サイトにアップされる確率が増え、ファンも増える。
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●石川遼(キャロウェイ X フォージドアイアンを長く使っていたのですが今年から変更)
●宮里優作(PING G400 ドライバーから変更)
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当サイトでは時々パトリック・リードを取り上げています。 (昨年のマスターズ優勝以外に、ナイキのクラブを使っていた選手が気になりますので・・・。) 今年の成績は今一つですが、プレーヤーズ選手権ではアイアンが変わっていました。 今まではキャロウェイの MB-1 を中心に Razr X MB を使っていたのですが、この大会では4番・タイトリスト 718 CB、5-Pがタイトリスト 718 MB で両方とも鉛ベタ貼りです。
彼がなぜアイアンを変更し、バックフェースに鉛を貼っているのかが PGA TOUR com の「Reed explains his last-minute switch to Titleist irons ahead of THE 2019 PLAYERS Championship」に詳しく書かれています。 (簡単に書くと、キャロウェイアイアンの溝が摩耗してきたためと、アイアンの重心の関係で鉛を幅広く貼ったという事でした。) 関連画像
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●「ミツビシ テンセイ CK Pro オレンジ」を使う原 英莉花と成田 美寿々 海外男子プロに使う人が多いテンセイ CK Pro オレンジシャフト。 重さ・硬さこそ違いますが、原と成田が使っています。(今年から日本でも販売)
●今季優勝の比嘉と鈴木のヘッドはPING G410、シャフトは
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前試合のアーノルドパーマー招待ではドライバー(エピック フラッシュ サブゼロ)の調子が悪く、予選落ちをした時に「今後ローグを使う」と話していたミケルソンでしたが、この試合で使ったのはエピック
フラッシュ サブゼロです。 初日スコアを崩したホールでのドライバーショットは、ボールがラフとフェアウェイバンカーに入り今一つの様子でしたが(池にも入れましたが、パー5だったのでパーで上がる)、2日目のドライバーショットは大きく曲げる事もありませんでした。 今回大きくスコアを崩したホールは3番の174ヤード・パー3(初日 6、2日目 5 )でした。 |
松山英樹がパターを変えています。
昨年のハイブリッド(ユーティリティ)は本間ゴルフのツアーワールドTW727+グラファイトデザイン・ツアーAD DI-115SX でしたが、今年に入り試合毎に少しづつ変化しています。 ●2019年1月末、ファーマーズインシュランスオープン=PING G410 HYBRID+ツアーAD DI-115 ●2月初め、フェニックスオープン=PING G410 HYBRID+N.S.PRO GRAPHITE On STEEL TECHNOLOGY DP 110(通称 N.S.PRO GOST) ●今週のプレーヤーズ選手権も G410+N.S.PRO GOST DP 110 なので、これに決まりなのでしょうか。 日本シャフトの「N.S.PRO MODUS³ GRAPHITE On STEEL TECHNOLOGY」はプロトタイプの為、あまり情報がありません。 このシャフトには「DP(少ししなり量が多い)」と「ST(あまりしならない)」の二通りあり、それぞれにチップ径が350と370があります。
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今週の試合の舞台、TPCソーグラスの17番に関する動画二つです。(撮影日時不明) ●リッキー・ファウラー、ダスティン・ジョンソン が左打ち、フィル・ミケルソン は右打ち
●イアン・ポールター がグリーン上のボールを拾い損ねて池に入れる。 男性が池の中に入りボールを探し出してポールターに渡す。
TPCソーグラスの16・17・18番はコース紹介動画でも難しさが解ります。 16番・18番共にグリーンが小さく、池際&池に向かって下り傾斜です。 |
松山英樹は先週の試合最終日にドライバーを変更したという記事(ALBA)がありましたが、今週のプレーヤーズ選手権練習日に使っていたドライバーはテーラーメイドのM5でした。 (今年はキャロウェイ『EPIC FLASH』をメインに使用) ※余談 13日にはキャディによるピンコンテストが行われました。 松山のキャディ、早藤 将太も参加です。 |
2月8日にクリケットチーム「West Indies」の二人がクラブを持ち込んで練習している事を書きましたが、グラウンドにクラブこそ持ち込んでいませんが野球選手もゴルフ好きが多いです。
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10日記でアーノルド・パーマー招待が行われたベイヒルクラブ&ロッジ の池越え6番ホールの件を書きましたが、1998年はジョン・デイリーがこの6番で最終日に『18』を出しています。(トータルスコアは85)
もう20年前になるこの試合、優勝はErnie Els、予選落ちした人の中には懐かしい有名選手の名前がたくさんあります。 ざっと上げると、Arnold Palmer・Joe Ozaki・Ian Woosnam・Larry Mize・Ben Crenshaw・Nick Price・Nick Faldo・Sandy Lyle などです。 |
ダイキンオーキッドレディース優勝の比嘉真美子は、ピンの新しいドライバー G410 で優勝(昨年はG400)。 ドライバーシャフトも以前のピンオリジナルからミツビシ・ディアマナ DF50 に変わり、他のクラブ(フェアウェイウッド・アイアン)も新しくなっています。 一方、予想外の予選落ちとなった鈴木愛も比嘉真美子と同じ様にほとんどのクラブを新しい物に変更していました。 また、昨シーズン4・5回ドライバーを変えているアン・ソンジュのドライバーは、初日がキャロウェイ エピック フラッシュで3日目はテーラーメイド M5 、4日目がピン G410 と日替わりでした。(2日目確認できず) ただ、ヘッドは変わってもシャフトはグラファイトデザイン・ツアーAD TP のままです。 ●初日 ※余談 画像を探していた時ちょっと面白いものを見つけました。 昨年のマンシングウェアレディースで行われた“longest drive contest(ドライビング女王コンテスト)”、これに出場した柏原明日架の写真です。
柏原明日架を含めた結果は以下の通りです。 1位:穴井詩(272.0ヤード) 2位:野澤真央(269.6ヤード) 3位:三浦桃香(266.6ヤード) 4位:チャン・ウェイウェイ(262.3ヤード) 5位:柏原明日架(258.9ヤード) 6位:エイミー・コガ(257.3ヤード) 7位:服部真夕(255.9ヤード) 8位:大里桃子(238.7ヤード) 記録なし:原英莉花 記録なし:渡邉彩香 Getty Images で見つけた他の参加選手写真
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最近好調かと思われたミケルソンは、アーノルド・パーマー招待2日目に78を出し予選落ちになりました。 ダブルボギーになった二つのホールではティーショットを左に曲げています。
今年のミケルソンのドライバーは最初 エピック フラッシュ サブゼロ で始まり、2月のAT&T Pebble Beach Pro-Am で以前の ローグ サブゼロへ戻しました。 試合に出場しながらの調整だったと思いますが、この試合はエピック フラッシュ サブゼロで戦いました。 しかし、まだ完全な状態ではなさそうです。 (昨日の10番トラブルもドライバーショットが左に曲がってのものでした。)
ミケルソン自身、"I'll stay with Rogue all the way through Augusta."と言ってます。 引用:twitter.com/jonathanrwall |
アーノルド・パーマー招待が行われているベイヒルクラブ&ロッジの6番ホールは池越えのパー5です。 このホールはほとんどの選手がティーショットで池越えを狙います。 例えば下動画のマキロイ。
PGA TOUR com をざっと見ただけですが、2日目トップのトミー・フリートウッドもイーグルで、 ビジェイ・シンやアーニー・エルスも池越えでした。 が、やはり失敗する人もいます。 リッキー・ファウラーやバッバ・ワトソンらが失敗していました。
ティーショットではなく2打目で失敗する人、ボールの状況(ラフやバンカー)で2打目を刻む人もいます。
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ミケルソンは前半を33で回ったのですが、後半スタートの10番でトラブルにあいます。 ティショットが左に曲がり、ボールはOBとの境のネット下にありました。 右打ちでの脱出トライだったのですが、ボールはネットにからみ、落ちた場所はOBゾーン。 ペナルティを払ってのドロップとなり、次打(4打)でグリーンオン。 10番ホールは6打でしたが、この日のトータルは68で3位タイと踏ん張りました。 その様子は幾つものSNSに載りましたが、PGAの動画を紹介します。(初めにCMあり) |
昨年のフランチェスコ・モリナリは、「The Open Championship」「Quicken Loans National」に優勝と好調を維持し活躍しています。 彼はナイキとのクラブ契約が終わってからテーラーメイドのクラブを使っていましたが、今回キャロウェイゴルフとの契約を発表しました。 PGA TOUR のツイッターにモリナリ自身がクラブの詳細を話している動画があります。
コメントに『new irons from Japan are one of only 3 sets in the world』と書かれており、幾つものサイトやツイッターがこの文言を取り上げています。 ●フランチェスコ・モリナリ使用クラブ Driver: Callaway Epic Flash Sub Zero (9 degrees) Shaft: Mitsubishi Tensei White 60 TX 3-wood: Callaway Epic Flash Sub Zero (15 degrees) Shaft: Mitsubishi Tensei White 70 TX Utility: Callaway Apex UT #2 18度 UST Recoilシャフト Irons:Callaway Apex Pro (4-iron),Apex MB Irons (5-PW) Shafts: True Temper Dynamic Gold X 100 Wedges: Callaway Mack Daddy 4, 50°, 56°バウンス角10度 S-Grind 60° C-Grind ソールのheel&back 削る Shafts: True Temper Dynamic Gold X 10 Putter: Odyssey Toulon Design Madison Ball: Callaway Chrome Soft X <参考> twitter.com/PGATOUR/status上動画 golfwrx.com/francesco-callaway-golf golfwrx.com/francesco-witb-2019 golf-monthly/francesco-witb-2019 twitter.com/jonathanrwall twitter.com/AndrewTursky |
56歳のビジェイ・シンがホンダクラシックで優勝争いをしていました。 結果は6位でしたが、最近はドライバーが決まっていないようで今大会ではシャフトも変わりました。 (アイアンは今までのミズノ MP-4 みたいです) ●The Honda Classic・・・PING G410+フジクラ ATMOS Tour Spec Black シャフト? ●Sony Open In Hawaii 2日目・・・PING G400+TPT Golf シャフト ●Sony Open In Hawaii 初日・・・テーラーメイド M5+TPT Golf シャフト ●シニアツアー優勝(2018年11月)の Charles Schwab Cup Championship・・・G400+TPT Golf シャフト ●アーニー・エルス(Ernie Els)は XXIO で頑張ってます。 |
今週女子プロゴルフツアーの初戦「ダイキンオーキッド・レディースゴルフトーナメント」が開催されます。 昨年の女子プロトーナメントではワンチャンスをものにした選手がいましたが、今年はどんな人が出てくるのでしょうか。
上の二人は元々力があったのでしょうが、若い選手に期待です。 ※()内は2019年度出場資格
後はこの人 イ・ボミ の活躍でしょうか。 |
第2ラウンドが砂嵐で中断したオマーンオープンには宮里優作、谷原秀人、川村昌弘が出場しています。
しかし、試合会場の Al Mouj Golf は砂嵐以外にも注意が必要です。 隣が Muscat International 空港で旅客機の騒音が大きそうです。
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アダム・スコットはタイトリストの716 T-MB 3番と680フォージドアイアン(4〜9)を使っていますが、この写真の4番には680に『+』の刻印が付けられています。
単純に考えると4+の意味(ロフトが立っている)かと思いますが、 Getty Images 写真を見ると(Preview Day 3, 2/27)、716 T-MB 3番も入っています。
アダム・スコットが使っているアイアンのロフトは市販品と違う可能性大ですが、市販品で見ると、716 T-MB 3番が20度、680 #3-22度、#4-25度ですから、4番のロフトを立てても問題なさそうです。 |
今週のホンダクラシック。 本戦には出場しないですが、久しぶりにグレッグ・ノーマンを見ました。 この大会では最近見る機会が少なくなったビジェイ・シンやアーニー・エルス、ジム・フューリックなども出場予定です。 |